かんべえの不規則発言

<10月16日>(火)

○10月4日のペンス副大統領の演説は、これまでの「米朝貿易戦争」を、「米中新冷戦」に格
上げしてしまった感がある。これはトランプという「経済ナショナリスト」に、マティス国防
長官などの「防衛タカ派(Defense Hawk)」、さらにライトハイザー代表などの「通商戦士
(Trade Warrior)」が加わった連合軍なので、なかなかに強固だというのが見立てであっ
た。

○この3つの勢力に、ペンス副大統領のような「宗教的右派(Religious Right)」を加えても
いいのではないかと思う。つまり中国叩きについては、皆の意見が見事に一致してしまうので
ある。つまり今の状況は、トランプさんだけのせいにしてはいけない。ビジネス界も沈黙し
ちゃっているしねえ。