佐藤節

「やつらは他者を認識する基準として、信仰と憎悪の二種類しか持っていない。莫迦というよりは、狂人だな。」
「他人へ勝手に自分を仮託した末に、なにか自分の思い通りにならないとなると莫迦な女子供のように裏切られたの
どうのとわめきちらす。それでいて、自分はいっぱしの理屈を通していると信じて疑わないのだから始末におえない。」