- 作者: 矢島剛
- 出版社/メーカー: 金融財政事情研究会
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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- 地震のどさくさで溜まってしまった資料をflushして一段落したので、昨日と今日で一気に読み切りました。実務者向けの本だったのか、理屈と契約書雛形がセットで紹介されているけど、後者は必要ないので読み飛ばしました。シンセティックCDOについてページを割いているけど、これもちょっと...
- これまで、CDOというのは債権やローンを担保として保持し、発生するキャッシュフローを有線劣後構造に基づいて分配する商品だと思っていた。ABSとの違いは、担保として保持する原資産がクレジットに関わる証券かどうかかと思っていたけど、CDS/ABS/CDOを組み込んでCDOを組成する場合もあるらしい。こうなると、重要なのはキャッシュフローがこういうストラクチャーを取っているかどうかという点なのだろうか。
- あと、担保によるキャッシュフローをスワップするカウンターパーティーが必須になるという点は全く見えていなかった部分なので勉強になりました。
- まあ、結構古い本だし、その間に金融工学的な進歩は大いにあったのだろうから、細かい点を追求しても仕方ないと割り切りましょう。総じて、ブックオフオンラインで\100で買ったにしては大いに役に立ったぞ。:-)
メモ
- CDO: Collateralized Debt Obligation(債務担保証券)
- ABS: Assetbacked Securities(資産担保証券)
- メリット
- コラテラルマネージャとか倒産計数とか