中央銀行のバランスシート

  • しばらく前のメモをテキストにしていたら、中央銀行による紙幣発行と国債買い取りオペのところで変な箇所を発見。何となく引っかかるものがあって、オペの都度バランスシートがどう変わるのだろうと思って考え始めたらいろいろ気になってきたので調べてみました。
  • いや、思い込みって怖い。中央銀行(一般の銀行も同じく)のバランスシートを見る場合、現金は負債の側に入ってくるのね。道理でいろいろおかしく感じるわけだ。
  • おそらく、以前ABS/CDOを調べた時に原資産の扱いで妙に引っかかる物があったのもこの辺の勘違いが根本にあったのだろう。後でもう一回見直してみましょ。:-)

http://www.boj.or.jp/about/activities/act/act10.htm/

資産
項目 20年度末 21年度末 21年度末における前年度比増減要因
資産合計 123.8 121.8 買現先勘定、外国為替、コマーシャル・ペーパー等を中心に減少
買現先勘定 11.9 4.9 国債買現先オペ及びCP等買現先オペによる資金供給の減少により減少
国債(短期国債含む) 64.2 73.0 買入額及び引受額が償還額及び売却額を上回ったため増加
CP等 1.5 - コマーシャル・ペーパー等の買入れが平成22 年12 月末をもって完了し、全額償還されたため、皆減
社債 0.04 0.17 社債の買入れにより増加
金銭の信託(信託財産株式) 1.1 1.4 金融機関保有株式の買入れにより増加
貸出金 32.7 35.7 共通担保資金供給オペ(固定金利方式)の実施等により増加
外国為替 10.8 5.0 米ドル資金供給オペが完了し、外貨貸付金の残高がゼロとなったことから減少
負債
項目 20年度末 21年度末 21年度末における前年度比増減要因
負債合計 120.9 118.7 預金を中心に減少
発行銀行券 76.8 77.3 銀行券需要の状況を映じて概ね横這い
預金 27.9 23.4 当座預金(残高23.4 兆円)は、金融政策決定会合で決定された金融市場調節方針のもとでの資金オペレーションの結果として増加(前年度比+5.9%)。その他預金(残高432 億円)は、米ドル資金供給オペが完了し、同オペの残高がゼロとなったことから減少
政府預金 2.3 3.0 国庫の資金繰りの状況を映じて増加
売現先勘定 10.3 11.6 政府に対する国債売現先残高の増加を映じて増加
純資産
  • 資産と負債の差額が3.5兆円程度あるはずなのだけど、これが純資産に相当するのだよね。中央銀行の純資産って一体?
  • 平成21年度って、西暦だと2009年だっけ?リリースが二年遅れというのはつまらない。FRBみたいに、リアルタイムかつグラフィカルな表示をしてくれると面白いのだけど。