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切っ掛けはNVIDIAのGeForce値上げ予告
- 2019年8月に構築したAM4の自作PCを細々とアップデートしながら使い続けています。おそらく最後になるであろうパワーアップ案として、ブラックフライデーかクリスマスセールで5060Ti 16GBの購入を考えていたところで、NVIDIAから突然の値上げ予告。しかも30%upというエグい内容。待てば安くなるのが自作PCの定石でしたが、割高になる未来しか考えられません。急遽検討して、前倒しで買ってしまうことにしました。今更遅いですが、先日のプライムセールで買ってしまうのが最良だったようです。
- 過去に使った実績があるメーカーにしたいのでASUSかMSIの2FAN静音モデルは確定。OCの有無を選べるなら無しが望ましい。ネットで調べると価格はほぼ横ばいで10万円前後。日に日に値上がりしているようで嫌な予感しかしません。
- 最後まで悩んだのは本体形状ですが、MSIは本体背面に大きなスリットがあり排熱をCPU側に排出する構造。ASUSは末端に小さいスリットがありCPUファンの吸込み口付近に一部を排出する構造。Assassin IIIの巨大なツインタワーが直上にあることも加味してエアフローをシミュレーションして、ASUS有利と判断しました。本当にそうなるかは実際に動かしてからのお楽しみです。
秋葉原のPCショップは健在!
- カカクコムやアマゾンで価格をチェックしつつ、ツクモ、パソコン工房、ドスパラを回ってみると、秋葉原の店舗の存在感が分かります。ネット最安よりも一回り安く買えました!OC無しの白色ショップモデルが\93,800で買えたのは多分この日の最安だったと思う。OC無しモデルの方が望ましいけど白色しかないのはちょっとなあと思いつつ、OCありの黒色モデルと6千円差があるならこっちでいいかなと。パソコン工房は昔ながらの秋葉原ショップの雰囲気、ドスパラは量販店寄りの雰囲気、九十九は中間という印象でした。
- 自作PC歴は長いですが、単体のPCパーツ最高値は5950Xの8万円、Assassin IIIとグリスセットでも9.2万円だったので、それよりも高いパーツを買う日が来るとは思わなかった。5060Tiは1年前の発売当初は7万円台後半だったようなので、何が何やらです。まあ、AV1 Codec対応だけじゃなくて、LLMとか動画編集とかゲームとか、いままでやりたくても出来なかったことにチャレンジできそうなので、長らくお世話になる予定です。
5060Ti 16GB Install
- Assassin IIIとのスキマが2mm位しかないけど設置は問題なし、ドライバも自動的に認識、OCCT/FurMark/FF Bentchなどの定番ベンチマークも問題なし。実際に設置してしまえば色は気になりません。TDPが1660Tiの130Wから180Wに増えて、アイドル状態での待機電力が10W位増えた。全力稼働時は180Wで80℃を超えるとちょっと怖くなるけど、動作自体は安定しています。
- しかし、困ったことにGPU交換の効果を体感できるものがありません。YoutubeのCodecでAV1をブロックしなくて済むだけというのは悲しいので、Ollama + LLMとかDavinci ResolveとかComfyUIをお試し利用してみる。実際に使ってみると、Ollama + LLMはVRAM 16GBでは全く不十分なようですね。気がつくとCPUが全力稼働していて、この状態をCPUオフロードと言うらしい。
- 本格的な動画編集ソフトは初めて動かしましたが、一通りチュートリアル通りの作業はしたものの、明確な目標がないのでお試し利用以上にやることが無い。ComfyUIは操作が分からなくて、未だに最初の1枚が出力できません。なんてこったい。orz
- 懸念だったエアフローは興味深い結果になりました。GPUがアイドルの場合、Assassin IIIからの流入がありGPU冷却によい効果をもたらしている。GPUが高負荷の場合、Assassin III側への排出するのはよくはないだろうけど実質的に影響はないと思いたい。
5060Ti 16GB + 1660Ti 6GB 2枚刺し
- LLMについて調べてみると、GPU 2枚刺しすると仮想的なVRAMとして扱うことが出来るらしい。世代差・速度差がある場合は単純な高速化にはならないけど、5060Ti: GDDR7 > 1660Ti: GDDR6 >> 5950X: DDR4/PC3200で桁違いの速度差があるので、相対的に1660Tiを挟んだ方が有利なのは確実です。合計22GBだと思えば、16GBを少しオーバーするモデルなら快適に動かせる...とこの時点では思っていたのですよねえ。
- 2枚刺しはあっさりと成功、ドライバの追加インストールも不要でした。Ollamaからも2枚分として認識されている。想定外だったのはDavinci Resolveで、2枚認識しているけど、無償版では1枚しか使えないらしい。本格的に使うようならその時に考えましょう。ComfyUIは相変わらずですが、Ollamaが一段落してからの楽しみとして残しておきます。
- これまで、GPUは画面表示とYoutube動画再生支援以外の仕事を全くしておらず、ほぼ常時アイドル状態でした。GPU 2枚が全力稼働して、高確率でCPUまで高負荷になる場合、180W + 130W + 105W近くの発熱が長時間発生することになる。さすがに放置できないので、PC内エアフローの最適化を試みることに。
Noctua NF-A12x25 G2 PWM
- 変更前
- フロント:Thermaltake Pure 20 800rpm 129.6CFM 0.996mmH2O 550rpm運転
- リア:Cooler Master A12025-12CB-3BN-F1
- トップ:Cooler Master A20030-07CB-3MN-F1
- 変更後
- フロント:Thermaltake Pure 20 800rpm 129.6CFM 0.996mmH2O 800rpm運転
- リア:Noctua NF-A12x25 G2 PWM, 120mm
- トップ:なし
- トップファンは仕事をしていないだけでなく、存在自体が障害物であり中途半端な撹拌によるエアフロー混乱の要因でした。おそらく最初に取り付けた時からそういう状態だったけど、いままで問題にならなかっただけでしょう。Assassin III -> NF-A12x25への一直線のエアフローがいい感じに働いています。フロントファンを常時全力運転にしたところ、ストレージの冷却が一段改善しました。初めてファンカーブという概念を知りましたが、自作PC歴が長い割りにデフォルト設定から一度も触ったことがありませんでした。こういう世界があったのですね。奥が深い。
- 一連のメンテナンスで最も効果があったのは、トップファンを取りはずした結果、ケース上部のアクセスが劇的に向上したことです。あの200mmファン、自分で取り付けたことをすっかり忘れていて、メンテナンスする時に毎回指のケガをしていたのでした。思い出していればもっと早く取りはずしてしまっていたのだけど。
ARCTIC P14 PWM PST
- LLMを使う時間が増えてくると、CPU由来の発熱とGPU由来の発熱を分けて調整しないと排熱がうまく行かないことに気付く。リアファンを常時全力稼働すればよいわけでもない。余っていたA12025-12CB-3BN-F1をトップファンとして取り付けたところ、有意に冷却できることに気付きました。せっかくなので、140mmクラスのファンを新規購入してトップファンとして設置。エアフローと排熱の最適化を試みます。このPCは2030年頃までは戦って貰う予定なので、冷却強化に投資するのは理にかなっているはず。
- Youtubeのレビュー動画を見つつ機種選定。Noctuaが鉄板ではあるけど、140mmについてはあまり良好ではないようです。Arctic P14シリーズの評判がよいけど、無印の黒色は廃盤の様子。ProとかMaxは高回転型で、高静圧の代わりに音が大きい。無印は白色だけ残っていたので、こちらをポチってみました。
- 変更後
- フロント:Thermaltake Pure 20 800rpm 129.6CFM 0.996mmH2O 800rpm運転
- リア:Noctua NF-A12x25 G2 PWM, 120mm
- トップ:ARCTIC P14 PWM PST 140mm(白色)
- P14の音はこんな感じでした。
- 40% CM690IIIで効果出はじめる
- 50% CM690IIIでティッシュが揺れ始める
- 60% ほとんど無音
- 65% 注意すれば音がする
- 70% 音はするが気にならない気にならない
- 75% 音が気になり始める
- 80% 低音系の音がする
- 90% 80%と同程度(体感では分からない)
- 100% 80%と同程度(体感では分からない)
Thermaltake Pure 20
- 初期設定から常時100% 800rpmに変更したところ、ストレージ冷却への効果は絶大でした。ケース内が負圧気味なので、正圧側へ倒す意味でも効果あると思う。
最終的なファンカーブ
CPU0 Assassin III
- -40℃ 50%
- 50℃ 60%
- 72℃- 100%
CPU1 ARCTIC P14 PWM PST(トップファン、PWM制御、CPU連携)
- -65℃ 60%
- 72℃ 70%
- 75℃ 75%
- 80℃- 100%
ケース1 Noctua NF-A12x25 G2(リアファン、PWM制御、MB連携)
- -38℃ 60%
- 48℃- 100% (45℃ - 100%の方がよいか?)
ケース4 Thermaltake Pure 20(フロントファン、電圧制御)
- 常時 100%(800rpm固定)
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AINEX CFF-DF270B
- ケースフロントのホコリ取りフィルターをちゃんとしたものに交換。いままでは100均のエアコン用不織布フィルターでしたが、PCファン用のちゃんとしたものに交換。見た目で1枚では薄そうだったので2枚にしました。
- ストレージ冷却への効果は絶大で、100均不織布フィルター -> 100均荒いフィルターで2,3℃低下、CFF-DF270Bへの変更でさらに2℃低下。一ヶ月くらい様子見して、ホコリの吸い込み具合を確認するのが仕上げかな。
所感
- 主にローカルLLMが中心だけど、最適化前はCPU温度72℃~75℃に張り付く作業(ACコンセント読み360W級)が68℃台になり、69℃程度の作業(ACコンセント読み280W級)が63~65℃に下がっているのだから、メンテナンス自体は大成功だと思います。
- 5060TI 16GBに加えて、ファンと防塵フィルターを追加したエクストラコストがかかったけど、PC自体の延命が至上命題なので頑張った甲斐があったというものです。

