ARIA The NATURAL 第2話「その宝物を探して…」

「街の宝物」と「影追い」を足して割ってるのですが、全然接点がない話を無理矢理繋げちゃってる...原作でよい雰囲気を醸しだしている要素を無視して、表面だけ辿っているように思えてなりません。
- 「街の宝物」は、ゴンドラを修理している間に借りた古いゴンドラの中に入っていた宝箱だったところに意味があったんじゃないかとか。
- 「影追い」は、「突然できたぽっかりあいた時間」「何でもできるまっしろな時間」「そんなすてきな空白の刻が」「私はたまらなく大好きです」「こういう時間は何をしようか考えているうちに終わってしまうこともままあるのですが」「それはそれでまた一興だったりします」ってあたりに意味があったんではなかろうかとか。
- あと、歴史の積み重ねというテーマが欠落しちゃってる。ゴンドラ然り、カフェ・フロリアン然り。カフェ・フロリアンの中からネオ・ヴェネツィアの町並みを望みつつ「世界で一番美しい広場」とつぶやくところが見たかったです。シーン開始と同時に「満月のドルチェ」の1:10位からBGMが開始、台詞のタイミングで1:55位の旋律が流れるといいなあと脳内ストーリーが展開中。
両方とも好きなエピソードなだけに、すごく残念。
くるっぽ！