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  • 非常に分かりやすい要約。

溜池通信 vol.490 p.6 より

現在の政府・与党内の混乱は、民意を受けての政策上の論争というよりは、自分たちの内部対立にかこつけたパワーゲームのように見えてしまう。党執行部と反主流派の対立があまりにも根深いために、消費税でもTPP でも意見の集約が難しくなっている。実は民主党は「決められない」のではなく、「決めたくない」のではないだろうか。
(中略)
国民の側は醒めていて、消費税問題への関心は高いものの、与党内の対立への関心は薄い。察するに、「消費税はおそらく上げなければならないのだろう」「でも、こんな形で決められるのは嫌だ」「ひとつ、次の選挙で思い知らせてやるか……」というのが、大多数の腹の内なのではないだろうか。