自炊

  • 昨日は300dpiで十分じゃないかと思ったけど、よく見るとモアレが気になってきた。ひとたび気になり出すととまらなくなるのが困ります。無理のない範囲で是正できるならという心持ちで、いくつかのパターンで試行錯誤してみました。
  • 共通する設定は、
    • ファイル形式はPDF
    • カラースキャン -> Acrobatでグレースケール化しつつJPEGを抽出
    • スキャン時に文字をシャープにするフラグを立てる
    • スキャナドライバ側でJPEG圧縮はしない
  • 試行錯誤
    • 300dpiでスキャン
      • モアレが目立つ。それ以外は必要十分。文字も十分読める。ピンぼけもない。ファイルサイズは1ファイル当たり500KBに納まる。コミック1冊で100MBコース。
      • スキャン速度は全く問題なし。Acrobatの抽出で多少またされるのが記になる程度。これなら、コミック1冊あたりの処理工程が10分に納まるんじゃないかな。
    • 600dpiでスキャン
      • モアレは目立たず。ファイルサイズは1ファイル当たり1000KB前後。コミック1冊で200MBはちょっと大きい。
      • スキャン速度が300dpiと比べて3倍近くかかっているように思える。でも、フラットスキャナで手作業するのに比べれば、全然問題なし。
      • 貴重な本ならともかく、捨てるくらいならスキャンしておこうという程度のモチベーションで望むにはちょっとキツイかな。ストレージ的に。気分的にも。
      • しかし、1999年頃にCDを全部mp3にして処分しようと思い立ったときと全く同じ話が返ってくるわけだな。当時は音質的にも処理速度的にも128kbpsで必要十分と判断したけど、今から振り返るとどうだったのかというお話。これは結果的に正解だったと思うけど、数年後に液晶ディスプレイがどうなるのかは分かりません。
    • 600dpiでスキャン -> 縦1600pixelに変換
      • モアレは目立たず。ファイルサイズは1ファイル当たり500KB程度に収まる。上二つのいいところ取りと思ってよさそうだ。
      • 問題は処理速度。これは、600dpiを選択した場合共通なので↑でも同じ事だが、PDFからAcrobatJPEG形式に抽出する作業が重すぎる。Core2 Quad Q9550をもってしてもここまで引っかかるんだ。まあ、I/Oが詰まっているわけではなく、Acrobat上での演算がボトルネックのようなので、自分さえ混乱しないならば、その間に次の本のスキャンを同時進行するのは可能だろう。