<8月12日>(火)
○以下は、とある会社で発生した企業不祥事のケーススタディである。思うところを述べよ。
(20点)A社は30年前に欠陥商品を販売していた。そのことは社内でも薄々感づいてはいたけれども、
取り消しができないままに今日に至り、調査の結果、以下の通りを発表した。「欠陥商品を取り消す」
「当時の技術水準では仕方がなかった」
「他社も同様な商品を販売していた」
「欠陥品よりも大きな問題があり、そのことは社会全体が反省すべきである」
「関係者の処罰は行わない」
「会社として謝罪はしない」
○・・・・どう考えても、企業広報としては下の下でありますなあ。
○ちなみにA社は、A社をもっとも目の敵とする週刊B春や週刊S潮の発売日前日で、来週はお盆
で休刊になるという8月5日を狙って上記を発表した。なおかつ、当日はR研の某S氏が自殺をす
るというハプニングがあり、世間の逆風はかなり減じた模様である。悪運が強いですなあ。○それでも天網恢恢疎にして漏らさずと申します。おそらくブランドイメージの毀損とか、売
上高の減少といった形で相応の報いを受けるものと思われます。そういう事態を避けるため
に、企業広報とかリスクマネジメントってものがあるんですけどねえ。