Kindle Paperwhite

Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

  • 1999年からPalmを常時持ち歩いてきたけど、最後まで使ったのはテキストビューアだけでした。結局、自分に必要なのは、常時携帯できる目に優しいテキストビューアだという結論なのでしょう。
  • AmazonKindle Paperwhiteは当初から興味あったけど、常時持ち歩きが無理なので手を出さなかったけど、諸般の事情でテキストビューアが必要になったので思い切って買ってみました。
  • 使い始めてから10日間経過したので、ファーストインプレッションを纏めておきましょう。

感想

  • ○鞄が軽くなった!
    • A4のコピー用紙は1枚4gなので、100枚入れたら400g、200枚入れたら800gになる。そりゃ、あれだけ大量に紙資料を持ち歩いていれば鞄も重くなるわけだ。
  • ○鞄が広くなった!
    • 重さも莊だけど、鞄のスペースに余裕が出来たのがうれしい。そりゃ、あれだけ大量に(ry
  • ×反応速度が遅い
    • E-Ink方式なので描画に時間かかるのは当然。問題は、CPUの処理がボトルネックになっていると思われる遅延が散見される事。いくら何でも、もうちょっと処理能力に余裕を持たせて欲しいものである。
    • 実際の画面表示は、テキストの場合でギリギリ許容範囲、コミックの場合は明らかに遅い。ブラウザは話にならない。
  • ×ハードウェアキーがないと使いにくい
    • ホーム、ページ戻し、ページ送りはハードウェアキーないと使いにくいと思うの。Kindleの画面は反応がよいとは言えないので、さわり方によっては誤爆したり、誤爆を修正しようとして更に誤爆したりが重なって、ストレスが溜まります。
    • ホームに戻る操作もかなり多用するけど、一度タップしてメニューを呼び出し、ホームボタンを押すという二段階の操作は同様に不便です。
  • ×ページ戻し・ページ送りの操作が混乱する
    • マニュアルによると、ページ送りは画面右側のタップ又は右から左へのスワイプ、ページ戻しは画面左側のタップ又は左から右へのスワイプとなっているにも関わらず、文書によっては逆の操作をする必要がある。
    • かなり悩んだけど、自炊本をChainLPでmobi形式にするときに右開きの設定を仕込んだことが原因だった。操作が混在するのは混乱の本なので、直感に反するけどKindle標準の操作方法を常に指定することにしましょう。
    • 言い換えると、Kindleではこの程度の操作カスタマイズも不可能と言うことか。機能省略するのもやり過ぎではないだろうか。
  • ×画面内の情報が乏しい
    • 画面表示がシンプルすぎて必要な情報が全く足りない。時計、現在のページ数、ファイル名は常に表示して欲しいところだけど、期待するだけムダであろう。
  • ×スクロールを微調整できない
    • ページ送り・ページ戻しはページ単位の操作しかできず、微妙にスクロールするとか、1行だけ残すとかも対応出来ない。
    • 元々が電子書籍のビューアなので、必ずページという概念があるという前提でソフトを作っているのだろうけど、テキストでそれをやられると非常に使いづらいです。これがないと、専門書なんかはとても読めない。
  • 電子書籍は買わない
    • テキストと自炊コミックのビューアーとして使うことになるでしょう。
  • ○E-Ink >> 液晶モニタ
    • PCでも同様だけど、文書を液晶で読んでも全く頭に入らないので、理解する必要がある文書は必ず印刷してから紙で読んでました。KindleのE-Inkは神に近いと認識されているようで、比較的頭に入ってくるのが嬉しい。
    • 問題は、操作性が紙に遠く及ばないこと。米国で教科書をKindleにする試みがあるようだけど、無理なんじゃないかな。
  • スマホ as time-waster
    • Kindleは機能面でスマホに遙か及ばないけど、それでもいじること自体が面白い。高性能なスマホだと更にそういう面があると思う。でも、操作性が非常に劣悪なので、明確に何かをしようとするとPCに比べてハルカに時間を消費してしまう。URLを入力したり、コピペするだけでもそんな感じだし。
    • そう考えると、このままスマホは持たない方がよいと思えてきた。もちろん、いざというときにやる気になればPC並の操作ができるというのは大きいのだろうけど。

Amazon.co.jp ヘルプ: Kindleパーソナル・ドキュメントサービス

Kindleパーソナル・ドキュメントサービスは、お客様の個人用のドキュメントを印刷することなく、いつでも持ち運びができるようになるサービスです。
パーソナル・ドキュメントは、Send-to-Kindle Eメールアドレスを通じて、アカウントに登録したKindle端末、KindleアプリおよびKindleライブラリに送信することができます。

  • 所定のメールアドレスに文書を添付して送信すると、Wifi経由でKindleいダウンロードしてくれる機能。Amazonの紹介文を読んでも全く興味を持たなかったけど、実際に使ってみたら使い勝手がよくて手放せなくなった。
  • 今までは読みたい文書を印刷して鞄に入れて出先で読んでいたのを、メールでKindleに送り込めるようになったと思えば、格段の違いです。
  • 更に発展系として、メルマガとか新聞のヘッドラインをcronで定期的に取得・整形するスクリプトを組んでKindleに送り込んでおいて、移動中に読んでしまうと言うのも可能ですな。多分、似たようなことを考えている先達がいるはずなので、調査してみましょう。

なお、パーソナル・ドキュメントサービスは、Wi-Fi接続時のみご利用いただけます。3G接続時にはご利用いただけません。

  • 当初、3G版ではこの機能を3G回線経由で利用できるのだと勘違いして、返品して差額\5,000で3G版に交換しようと思ったけど、それはできないらしい。危ないところだった。Wifiルータを持ち歩けばよいのだけど、いちいち操作するのが面倒なのですよね。むしろ、フレッツスポットを契約するのも有りなのかも。

BatchLP/ChainLP:自炊本 -> mobi形式

純正カバーとセキュリティ

  • 当初は巾着袋に入れて持ち歩いていたけど、やはりカバーが欲しくなったので純正カバーを購入しました。原理は分からないけど、閉じると電源OFF、開くと電源ONが連動してくれるので非常に便利。ここで問題になるのが、本体のパスワードロック。このままだと毎回パスワードを聞かれるので、カバーの利点がなくなってしまう。
  • 出来ればパスワードなしにしたいけど、ワンクリック購入を悪用されるリスクをどう考えるかであろう。これは、ブラウザを使用禁止にする&設定画面へのパスワード設定でカバーできるだろうか。少なくとも、Kindleとアマゾンのアカウントはひも付いているので、そこから先の決済がどうなるのかよく分からないのが気になる。これはもうちょっと調べておこう。