ららぽーとで私が目にしたものは、渋谷の街を覆う野性味とはまったく対照的な、むき出しの合理性である。
ららぽーとでは、適者生存の原則に則って店子が全部似たようなアパレルになってしまうこともないし、アダルトな店の谷間にいきなりペットショップができるような奇想天外も起こらない。すべては合理によって決まる。
しかしここで重要なことは、人間は、徹底した合理には不快を覚えるということだ。
- 非常に良くわかるお話。田舎かどうかはさておき、巨大ショッピングモールが好きになれない原因そのものでござる。反対に、高円寺や下高井戸の商店街とか、中野のブロードウェイとか、秋葉原みたいなカオスな空間は何度いっても飽きない。