リーマンショック・コンフィデンシャル

リーマン・ショック・コンフィデンシャル（上）　追いつめられた金融エリートたち

リーマン・ショック・コンフィデンシャル（下）　倒れゆくウォール街の巨人

• 年末に購入して、読み始めたのがいつだか忘れてしまうくらい読むのに時間がかかってしまった。1日20分くらいしか読んでないのでなかなか進まないし、洋物の小説にありがちなことにファーストネームで話が進むので、ちょっとでも間が空くと誰が誰だか分からなくなる罠はLTCMの本を読んでいた時と同じだったりする。しかも、読み終わってみれば、リーマンブラザーズが倒産した時のプロセスが頭に残ってないという。orz
• 当時、リアルタイムで金融の知識がなかったことが改めて悔やまれるけど、TARPが当初の不良債権買い取りプログラムから公的資金の注入に変わった経緯とか、PPIPが出てきた経緯の裏事情が分かったのは面白かった。もう一回、ニュースを中心に当時の経緯を辿ってみると面白そうと思いつつ、機会があればポールソンの回顧録なんかも読んでみようと思います。
• お言葉

上巻 p.92
ガイトナー
リスクの分散は、それがなければ隔離できていた問題を悪化させる効果がある。

ポールソン回顧録