• やっぱり、このシリーズは読みやすいなあと思います。でも、世界設定で、何回読んでも分からないのが一つあるのです。
    • <大協約>は、人と龍(正確には、天龍なのかな?)との間で定められた協定である。
    • <大協約>は、<大協約>世界でのルールであり、全ての人と龍はこれに従う。
    • 天龍はほぼすべて<皇国>にのみ生息し、龍族利益代表は少なくとも<皇国>に派遣されている。
    • 年に一回、大聖議が開催され、<大協約>の見直しや違反者の処罰が行われる。
    • あー、うまくまとまらない。あとあと。
「まず第一に」
「見栄えをよくする」
「第二は?」
「軍に十五年以上いる下士官のいうことはすべて真実です。特に彼が実戦を経験した古強者であれば。
  彼らに逆らってはいけません。卑屈にならぬ範囲で敬意を示してください。」
「第三は?」
「前線で肩を並べるまで、誰に対しても、過剰な信頼を寄せないでください。本当の価値はそのときまで分かりません。」
「第四は、どうにもならないほどの馬鹿野郎と出くわした場合です。」
「無能?」
「というより、頭のいい莫迦も含まれます。ああ、天がせっかく与えてくれた力の使い方を知らないという意味では、
  やはり、無能といってもいいでしょうね。ひどい場合、力の全てを逆向きに使う奴もいますから。」
「それで?そういうやつはどうする?」
「なるべく関わりにならぬ事です。」

「必要な相手だけに。妙に出来すぎるところを見せても、あまり特にはなりません。
  いらぬ面倒を押しつけられるのがオチです。」