半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon
何も考えずに読めるという理由から、通勤途中にライトノベルを読むようになりました。豪屋大介の作品以外は基本的に乱読。タイトル買い、表紙買いが中心ですが、思いがけない名作と出会えるのが面白い。読み出したら止まらなくなって、一日一冊ペースで読んでました。
四巻後半、裕一が見た夢とその後の行動に妙に共感。状況は全然違うが、同じ様な経験をしたことがあるのです。そのまま読み進めて、不覚にも泣きそうになりました。昨今のライトノベル作家の実力をなめてはいけません。しかし、あの三巻の終わり方はないっしょ。
citation
作中で、文学作品が引用されます。
ジョバンニとカムパネルラのやりとりが妙に心惹かれる。「銀河鉄道の夜」って普通に書店で買える物なんだろうか?
「命をかけてきみのものになる R」は屈指の名シーン。引用元の「チボー家の人々」にも興味が出てきた。
印象
ライトノベル全般について言えますが、イラスト次第で全然印象が違っちゃうんですよね。↑の作品、ホントに全部同じ人の作品とは思えないんですが。orz