Thinkpad X61のパワーアップネタ

  • 7月頃から細々と改造したネタをまとめてみる。使い込んだキーボード、スクエア液晶、周辺機器のストック等々の事情で壊れるまで使い続ける予定なので、この辺で先行投資しておくのも悪くないでしょうというところから一部暴走した始終です。

メモリの8GB化

  • 購入時点で2GB+1GB、その後2GB+2GB、今回4GB+4GBに増設しました。もはや流行ではない規格なので、値段が高いのは仕方あるまい。
  • OSが32bit版のWindowsXPなので、OSから見えている3GB以外はERAM+fuck0665によるでっかいラムディスクです。NTFSにしてブラウザとシステムのTEMP領域として使ってます。

液晶のSXGA+

  • ある意味メインイベント。日曜日の午後一杯を使って作業しました。12:20開始で20:00に終了。途中のトイレ休憩以外はぶっ通しの作業だった。必要以上に慎重に作業した気がするけど、初めての行程なので失敗するよりはよいでしょう。
  • 最も手こずったのがベゼルの分離で、両面テープによる接着が強くてなかなかはがれてくれなかった。液晶の加工では、プラスチックの爪を切り離すところが面倒。ニッパー、カッター、ヤスリ等いろいろ試したけど、最終的に役に立ったのは爪切りでした。もう少し大きい奴があればもっと速く終わったと。
  • 組み立ての段階で無線LANアンテナを組み込めなかったのが失敗。液晶下部のケーブルをカプトンテープとアルミテープで過剰に固定してしまったので、右側のケーブルをトリ回すスペースが取れなくなってしまったのが原因。仕方ないので本体のAGN4965ごと取り外したけど、微妙に配線がすっきりしました。
  • 困ったのは、予想外に目が疲れること。当初は高解像度な分文字が小さいのが原因かと思ったけど、実はプライバシーフィルターとの干渉で生じるモアレが原因だった。XGAを前提にしたプライバシーフィルタの密度より遥かに細かいので性能限界なのだろう。特に背景が白い場合に如実に表れる。Googleで検索する場合とか、とても分かりやすく目が疲れる。反面、黒地に白字のテキストエディタだとさしてつかれないので、メモ取り用には困らない。自炊したコミックを読む時とは微妙。高解像度で綺麗に表示されるけど、モアレでメガダメージを受けるという困った状態に。写真とか動画はさすがに綺麗に写ります。

無線LAN環境

AGN4965
PLANEX 11n/g/b対応 WPSボタン搭載 300Mbpsハイパワー無線LAN USBアダプタ GW-USEco300

PLANEX 11n/g/b対応 WPSボタン搭載 300Mbpsハイパワー無線LAN USBアダプタ GW-USEco300

GW-USEco300

  • 購入して以来一度も使わなかったので不要と判断した無線LANだけど、Wifiルータを使うにあたって必要になってしまったので再導入を検討する羽目になってしまった。マーフィーの法則だっけ。
  • 候補はAGN4965+小型アンテナ3本、GW-USEco300、WifiルータにUSB接続の三つで、最も省電力なものを選択するつもりでしたが、結局AGN4965になりました。GW-USEco300はそもそも無線LANアダプタとしての性能が不安定すぎるし、WifiルータにUSB接続は本体側がバッテリー駆動でもUSB給電になってしまうはずで必要以上に電力消費するはず。
  • これと、秋葉原で\500で購入したMZK-WNHとを組み合わせると、802.11nの72Mbpsで利用できるので、ひとまず問題ないでしょう。割とよい投資でした。

MDC 取り外し

  • AGN4965について調べている過程で、パームレスト中央に着いているユニットがモデムだということを知り、必要ないので取り外しました。ついでに、指紋センサーのフレキケーブルも本体側への接続を外したままに。ちょっとでも省電力のタシになってくれれば。

ATOKのオンメモリ辞書

  • Thinkpadの用途の一つが外出先でのメモ取りなのだけど、最近は4時間程度でバッテリー切れになってしまう。劣化してきたのは事実なので、少しでも長持ちさせるべくオンメモリ辞書を設定したら予想外の効果を確認。バッテリーの持ちが二倍になってしまった。まさかATOKが最大の電力消費要因だったというのは盲点だな。
  • 考えてみれば当然で、メモ取り == 日本語変換頻発 == ディスクアクセス頻発な訳ですね。この点を完全に失念していたのが敗北の要因でした。
  • そのうちSSDに載せ替えるともうちょっと長持ちするようになるだろうか。システムをクロックダウンできると更に素晴らしいのだけど。